メールマガジン(9.15)を配信しました。

「マイナス(-)からプラス(+)へ」  

 海外のJICA研修員の方々に紹介するため、先日、最後に勤務した小学校へ手作り教具を借りに行きました。  
 それは、自転車のリムと洗濯の物干し竿で作った「セストボール」のゴールで、15年前に作成した物ですが、まだ現役で使ってくれていました。これを作った頃を振り返りますと、学校体育の研究指定校から大規模校に異動になり、体育用具は揃っていない、予算は無い、体育授業を行う場所や施設は使いづらいといった、マイナス思考に陥っていたことを思い出します。そのような中、雑誌「体育科教育」に寄稿されていた記事を目にしたことで、〇〇が無い現状を嘆くのではなく、作ってしまおうと前向きな気持ちになり、子供たちと一緒に体育授業をしている姿をイメージしながらゴールを作成し、授業実践につなげることができました。 
 当時の自分を振り返り、今できることを考えながら、プラスαの工夫をすることで、現状を変えていくということの大切さを改めて思い出しました。現在、コロナ禍により、様々な制限がかかった中での活動になりますが、ポストコロナの体育授業をイメージし、マイナスをプラスに変えながら、皆さんと共に今を歩んでいきたいと思います。
    筑波大学  三田部 勇

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□ 巻頭言
「マイナス(-)からプラス(+)へ」
 筑波大学  三田部 勇
□ 第4回体育授業研究会Webinarについて
□ 事務局より
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