メールマガジン(10.23)

「体育授業研究会における成果の波及効果」

 2023年8月8日(火)~10日(木)に日本女子体育大学(以下、本学)おいて、「体育の見方・考え方を追求する~ゴール型ボールゲームに焦点化して考える~」をテーマに、第27回体育授業研究会東京大会を開催し、約300名の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様に心より感謝申し上げます。
 早速、研究大会の成果が学校現場で活用されています。研究大会に参加していただいた本学近隣の小学校に勤務する若手の先生(4年生担任)より、鬼澤先生の実技研修で学んだセストボールを実施したいという連絡がありました。その後、本学の大学院生も協力させていただき、10月から若手の先生の学級を含む4年生の全てのクラス(4学級)でセストボールの単元が展開されています。4年生の先生方からは、セストボールを初めて指導したが、子ども達の嬉々とした学習行動やボールを持たないときの動きに関する学習成果の向上を実感しているという肯定的なご報告をいただいております。また、参加者のお一人である神奈川県の中学校の先生より、宮本先生の実技研修で学んだ創作ダンスの内容を授業で実施し、大きな成果を上げ、「ダンス授業の魅力を実感しています。今まで本気でダンスの授業を研究・実施してこなかったことを後悔しています」という連絡が届きました。
 このようなご報告を伺うたびに、私自身もより一層、「よい体育授業」を追究しなければならないという思いになります。今後とも、体育授業研究会の成果が学校現場に広く波及していくように、会員の先生方や学生の皆様とともに、学び続けていければと思います。
 最後に、東京大会の実行委員の先生方、体育授業研究会本部役員の先生方をはじめ、東京大会開催にご尽力いただきました全ての関係者の皆様に、厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
日本女子体育大学 須甲 理生

◆◆◆◆◆◆◆◆ CONTENTS◆◆◆◆◆◆◆
□巻頭言
「体育授業研究会における成果の波及効果」
 日本女子体育大学 須甲 理生
□令和5年度冬の研修会のお知らせ
□サークル提案研究(第7期)の募集について
□事務局より
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